1変数の論理関数の例:
この式が正しいことは、の取り得る値の0とを代入してみれば分かる。
上式において、の値を0とすれば、次のように左辺と右辺が等しくなる。
また、の値をとしても、次のように左辺と右辺が等しくなる。
従って、 という論理関数はの値が0で もでも成立し、全てのばあいを満たしているので、任意のにたいしても成 立していることになる。
この式を指数形式で表記すると、次のようになる。
のうちとなるに対応する最小項が残り、
となるに対応する最小項は消える。
1変数論理関数をとなるに対応する最小項だけの論理和 で表現(minterm expression)すると、次のようになる。
だけならば
になり、あるいは だけなら
ば
になる。また、とがともにならば
となる。
2変数の論理関数の例:
2変数論理関数は、最初にだけを変数と考え、 を定数と考えれば、次のように1変数論理関数のように扱うことができる。
この式が正しいことは、の取り得る値の0とを代入してみれば分かる。
上式において、の値を0とすれば、次のように左辺と右辺が等しくなる。
また、の値をとしても、次のように左辺と右辺が等しくなる。
従って、 という論理関数はの値が0で もでも成立し、全てのばあいを満たしているので、任意のにたいしても成 立していることになる。
次にこの式の定数を変数と考えて展開すれば、次のように2変数論理関数
の展開式が求まる。
これを指数形式で表記すると、次のようになる。
のうち
となるに対応する最小項が残り、
となるに対応する最小項は消える。
2変数論理関数をとなるに対応する最小項だ けの論理和で表現(minterm expression)すると、次のようになる。
たとえば、ととがならば
となる。
3変数の論理関数の例:
略記だけを示す。
指数形式の表記法では、次のようになる。
のうち
となるに対応する最小項
が残り、
となるに対応する最小項
は消える。
3変数論理関数 を となるに対応する最小項表現(minterm expression)にすると、次のようになる。
n変数 の論理関数の例:
略記だけを示す。
これは次のような一般式で表現できる。
この一般式が理解しにくいばあいは、つぎのように論理和を数学の加法()と考えればよい。
指数形式の表記法では、次のようになる。
のうち
となる
に対応する最小項
が残り、
となる
に対応する最小項
は消える。
変数論理関数 を となる に対応する最小項 だけで最小項表現(minterm expression)すると次のようになる。