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システムコールの実行(write)

カーネル空間にドライバが格納されたので、次にユーザ空間側からシステムコー ルを利用して、このデバイスドライバを呼び出すことにする。

writeをユーザ空間側から呼び出すときの書式は、次の通りである。

   ssize_t write(int fd, const void *buff, size_t count);

各引数(パラメータ)は次のような意味を持つ。

fdは、書き込みを行なうデバイスのファイルデスクリプタを指定する。

buffは、書き込むデータを格納する変数へのポインタを指定する。

countは、書き込むデータサイズをバイト単位で指定する。

戻り値(返り値)は、正常終了したばあいは、読み込んだバイト数を返す。 エラーのばあいは-1が返され、errnoに指定の値が格納される。

writeシステムコールの基本概念をつかむためには、前回の配布資料を 参照にすること。



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MANOME Yoichi 平成18年12月26日