「LINUXデバイスドライバ 第3版」の23ページには、次のようなコンパイル方法 が示してある。
このコンパイル方法を自分の使っているシステムに適合させる。
自分の使っているOSのカーネル番号(リリース番号)はuname -rを実 行すれば分かる。
これは、/lib/modules
ディレクトリにある。
そこで、23ページのコンパイル方法を自分のシステムに合わせると、つぎのよう になることが分かる。(詳細は、「2.4.1 モジュールのコンパイル」(P.22) を参照すること)
上記のようにmakeコマンドを使ってコンパイルしてみる。
コンソールの日本語環境(ja_JP.eucJP
)ではエラーや警告がでた場合は、
部分的に文字化け起きるので、konの環境でコンパイルすればエラー・メッ
セージや警告メッセージを読むことができる。
コンパイルに成功するとカーネル・モジュール・ファイルのhello.koがで きている。サフィックスの.koはカーネル・オブジェクト (kernel object)の略である。