ユーザ空間のアプリケーションからカーネル空間のreleaseメソッドを呼び出 すにはcloseシステムコールを使う。
releaseメソッドのプロトタイプは次のようになる。
(「L.D.D.3」P.51)
ユーザ空間のcloseシステムコールで呼び出されるカーネル空間のreleaseメソッドは、デバイス制御が行われた後に必ず実行される必要がある。
この実験ではreleaseメソッドの関数名をDIO(digital input output)
ボードにちなんでdio_releaseとする。
releaseメソッドもopenメソッドと同様にドライバに実装し、
dio_releaseが呼ばれた時に「dio_releaseが呼ばれた。」というメッセー
ジだけを出力することにする。プログラムではこれをローマ字で次のように
[dio_release] gaYobareta.と出力することにする。