デバイスドライバへのアクセスを行うためには、デバイスノードと呼ばれるスペ
シャル・ファイルが必要になる。
デバイスノードは「/dev
」ディレクトリの下に置かれる。
デバイスノードはメイクノード(mknod
)コマンドで生成される。
mknod
コマンドに指定するオプションは次の通りである。
具体的なオプションを次のようにしてみる。
pci2726c
とする。
つぎのようにデバイスノードを生成する。
生成したデバイスノードの情報を次のように確認してみる。
(日付と時刻は変る。)
# ls -l /dev/pci2726c crw-r--r-- 1 root root 254, 0 Nov 1 15:30 /dev/pci2726c |
これで、デバイスドライバ(メジャー番号254)に対応したデバイスノードの作
成が完了した。
デバイスドライバの組み込み時にメジャー番号254がすでに使われていた場合
には、メジャー番号が253等にずれることがある。このような場合に、今作成し
た/dev/pci2726c
をそのまま使用してしまうと、すでに使用中のメジャー
番号254のデバイスドライバを参照してしまい、dio_drv
を制御すること
ができない。
メジャー番号を自動割り当てするデバイスドライバを二つ以上使用する場合には、
このような現象が発生する可能性があるので、注意しなければならない。
(注意. 組み込みの順番を変更しない。ドライバを組み込むたびにデバイスノード
を作り直す。 等)